神奈川県横須賀市に工房を構える佐藤さんは、木目を透かせて仕上げる「木地溜塗」という技法を用いて、使うこと第一に考えて食器を制作されています。
「シンプルで美しく自分が使いたいものを」と、木地師と綿密に形を考え、日々丁寧な塗りの仕事に取り組まれています。
今展では、椀、各種カップ、小鉢、酒器、皿、盆、箸などのカトラリー類、重箱など、約200点をご準備くださいました。

Tomohiro Sato
1976年8月生まれ 3歳まで川崎で過ごし、その後横須賀に移る
1999年3月 法政大学文学部地理学科卒業
1999年4月 会津若松の相田啓介氏に師事
2004年10月独立し、横須賀に工房を構える
2004年12月~2007年1月 葉山の伏見眞樹氏に指導を受ける
2010年10月 「クラフトショップ俊」にて初の展示会(二人展)
2017年6月 「ギャラリーやなせ」にて初の個展 2019年12月「日本民藝館展」奨励賞 受賞