12月13日は昔から「正月事始め」と言われ、新しい年を迎える準備を始める日とされてきました。
本会では一足早く、お正月を彩る品々をご紹介します。
晴れの日の食卓を凛と引き締める白磁の器、艶やかな漆の木工品、お正月飾り、それぞれの作り手の技が光る品々が揃います。

年神様をお迎えする準備を、丁寧に、心を込めて。
新しい年への想いを形にする道具との出会いを、どうぞお楽しみください。

磁器/池本窯 (池本 惣一) @so1ikemoto
1979年、愛媛県砥部町生まれ。
砥部焼・池本窯の2代目。父の他界後、ほぼ独学で技術を習得。
純度の高い磁土の色味や素朴さを生かした、白磁など、大きなガス窯と共同管理の登り窯を使用し、日常食器を中心に、李朝の雰囲気を持つ器を制作している。磁器の清潔感、丈夫さに、彼独自のおおらかさや温かさが加わった作風が魅力。

漆/松崎修 @matsuzaki_osamu
1979年生まれ。父である漆工芸作家の松崎融氏に師事し、栃木県茂木町で制作。
木材からノミや鉋で直接形をくり抜く「刳りもの(くりもの)」を主な手法とし、通常は分業制である漆器制作において、木地師・塗り師の全工程を一人で行う。幾度も漆の塗りを施し、素朴かつ温かみのある漆器を手掛けている
国展 工芸部奨励賞、新人賞など、高い評価を受けている。

お飾り/丙(藤本羊) @hinoe_heika
岡山県で昔から飾られているめがね型のしめ縄など、地方の風習に根差した形を継承・制作している。
制作は、田植えから稲刈り、藁の選別、縄綯いまで、ほとんどの工程を自身の手で行うことが多く、作品の一つ一つに丁寧な手仕事と愛情が込められています。

※展示会について
・購入検討のお取置はいたしかねます。
・作品によっては、ご購入後のお引渡しが会期後のご発送となる場合がございます。
・お問合せは、お電話・メールフォームにてお願いいたします。インスタグラムのDMによるご連絡には対応いたしかねますので、ご注意ください。
・会期中のオンライン販売は予定しておりません。会期後に販売の準備が整い次第@toutou_onlineにてお知らせいたします。