中国の唐時代や李氏朝鮮時代の器の奥ゆかしさに魅力を感じ、しばしば骨董市へ足を運ぶ竹下さん。生み出される器の多くは、そういった伝統的なやきものからヒントを得ているとおっしゃいます。 「器は、料理を飾るための額縁のようなもので、できあがった時点の作品は、まだ6割ぐらいの完成度だと思っています。初めて作る形の器は、必ず自分で数カ月使用してから作品化しており、実際に使ってもらい、料理を盛ってもらうことで、ようやく本当に完成できる器づくりを目指しています。」 凛としていながら温かみのある竹下さんの青白磁。日常にもとり入れやすく、使い勝手の良い作品をご覧ください。 – プロフィール – 長野県長野市出身 岐阜県立多治見工業高等学校 専攻科(陶磁科学芸術科)卒 多治見市市之倉の窯元で7年ほど務めた後 独立 各地のクラフト展や展示会に出展