岐阜県多治見市に一昨年転居し、新たな工房を構えて作陶する桑田智香子さんの作品をご紹介します。 今回のテーマは「文様」。 それは、彼女が日々を暮らす中で、目に、肌に触れ、こころに感じてきたことを蓄え引き出したもの。 一刻一刻と表面を彫りつなげて生みだされる文様は穏やかな生命力を感じさせ、 素地をなめらかに覆う乳白色の釉肌が、やわらかな風合いと美しい陰影を生み出しています。 本展では、ぐい呑・茶器・花器などの一点物に加え、新色の作品など、約100点をご覧いただけます。 ご本人が、豊かな毎日を過ごしていることがうかがえる、見ていると楽しくなる可愛げあふれる作品たちを、どうぞご覧ください。