台風の名残でざわめく雑木林を登り、親子二代、半世紀近く火入れを続ける登り窯を訪ねました。 温度、湿度、松灰の流れを見きわめ、炎と対峙しながら静かに焼べられていく薪。 窯の中では幾度となく変化が繰り返され、その数だけ多様な表情を纏っていくという。 「一週間に渡る窯焚きを終え、冷めるまでの間は期待と不安が交錯します。 窯を開けた瞬間の歓喜と落胆。そして反省。毎度、その繰り返しです」 本展では9月の終わりに窯出しされた、大小の花器、茶器、食器を中心に、約200点の作品をご覧いただけます。 — 出展作品は 森本仁さんのInstagram>> よりご覧ください。