滔々

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滔々倉敷町家の宿 大原美術館東通

時間をいつくしむ

古いものと新しいものが調和する倉敷美観地区。
「滔々 倉敷町家の宿」は、その美しい町並みに溶け込むように馴染む、築約100年の町家の宿泊施設です。

滔々がみなさまにお届けしたいのは、この場所で過ごしていただく時間。建物は、刻まれた歴史を残しながら、年月を重ねるごとに趣きを増す素材を用いて整え、心からくつろいでいただける空間にしつらえています。

食事は、界隈にある郷土料理や地酒をたのしめる場所をご案内。白壁の土蔵、揺れる柳、倉敷川の水面で遊ぶ白鳥を眺めながら町を歩き、立ち寄った店で美味しそうな一品を手にいれて宿に戻ると、もうひとつの夜が始まります。時間をいつくしみ、暮らすように泊まる、そんないとおしい瞬間をお楽しみください。

改修コンセプト

宿で過ごす時間が、快適で心からくつろぐことのできるものとなることを願い、豪奢ではないが良質であること、人の意図や配慮が感じられること、年月を重ねるごとに趣をましていく素材を用いることをコンセプトに、細部にまでこだわり仕上げていきました。
梁や柱は移築されたように見えるものも多く、きちんと製材されていない曲がった柱や、漆喰で仕上げられていない2階の土壁などは、この建物が庶民の生活の場であったことを物語っています。築後数十年の間に、住む人が代わり、使い方が変わり、幾度かに改修を重ねられた跡があります。建物の歴史をなるべく残しつつ、現代的な快適さと調和させ、次の世代に受け継がれるものにしたいと思いながら、改修をすすめました。

設計:TT Architects 高吉輝樹
施工:倉敷木材株式会社
平成29年度「倉敷市まちづくり基金」補助事業

リビング

玄関を入ると広がるリビングは、もともと一面の土間でした。ケヤキのフロアを設け、2階の床を抜くことで開放的で明るい吹き抜けの空間としています。このリビングは、宿の中心となっており、右手につながる畳の間と庭に面したバスルームをつなぐ通り道でもあります。
渓流を模した小さな中庭には山どりの木々。朝夕に四季折々の表情を楽しむことができます。
緑を楽しみながらくつろぐソファは、さしものかぐたかはし 高橋雄二氏の『futon sofa』。クッション部分は名古屋の「丹羽ふとん店」の綿の布団、張り地はデンマークのクヴァドラ社のウール100%、木部は広島県産の山桜を使用し、「眠りを誘うソファ」というオーダーから生まれました。
籐が印象的なオーディオチェストは、北海道の木工作家、内田悠氏によるもの。材は蝦夷桜を使用。
オーディオ/Tecnics OTTAVA™ SC-C500

キッチン

宿で過ごす時間をより満たされたものとしていただけるよう、キッチンには調理器具、器やカトラリーを取り揃えています。
桜のカウンターは、倉敷木材の板蔵から選定、さしものかぐたかはし 高橋雄二氏のデザインによって設えました。
宿でお使いいただける器/7寸皿・5寸皿(森本仁)、急須・湯呑(西村峰子, 惠山)、コーヒーカップ・ティーカップ&ソーサー(森本仁)、グラス(花岡央)、ワイングラス(有永浩太)、カトラリー(鈴木努)

バスルーム・洗面

ゆったりとしたサイズの琺瑯の浴槽に身をしずめ、中庭の緑を眺めながら入浴していただけます。 浴槽は、広島市大和重工の鋳物ホーローです。ガラス質の表面が水面に美しい光を生み出し、なめらかな肌触りを体感していただけます。また、熱伝導率の高い鋳鉄は体を芯から温め急な湯冷めもありません。
洗面の床には、岡山特産の万成石(桜御影)を設えました。素足に気持ちのよいサラサラとして質感、床暖房を完備しておりますので寒い時期でも冷たさを感じることなく快適にお使いいただけます。
バスアメニティ/北麓草水、タオル/今治タオル

ベッドルーム

ベッドルームは6畳の小屋裏空間です。寝転び見上げると、家の歴史をもの語る低い梁とヨシの天井。やわらかな土壁が安寧のひとときをもたらしてくれます。
ランプシェード/神山結子

寝具

キャメル・ヤクの高級天然毛を贅沢に使用し、四季を通じて快適に休むことのできる寝具をご用意しています。
京都IWATA ラークオール

手仕事にふれる

滔々町家の宿では、丁寧な手仕事によって生み出された作家の作品を、滞在する中で実際に使いながらお過ごしいただけます。
作品は、滔々gallery でもお取り扱いしておりますのでお尋ねください。

吹き抜けのランプシェード・トイレの手洗鉢:伊藤環(岡山)/土間の備前焼のスツール・床の間の備前台座・花器等:森本仁(岡山)/リビングのソファ・ローテーブル:さしものかぐたかはし(広島)/リビングのオーディオチェスト・パウダールームのリネン庫:内田悠(北海道)/座敷の座布団・寝室のランプシェード:神山結子(岡山)/座敷の低座卓・タオルラック・ポータブルテレビラック:田澤祐介/床の間の壁紙:備中和紙 丹下直樹(岡山)/器・カトラリー:森本仁(岡山)、西村峰子(惠山)、ヒロイグラススタジオ/花岡央(岡山)、有永浩太(石川)、鈴木努(岐阜)